新人井上による勉強の成果7(屋根の形状について)
こんにちは。スタッフの井上です。
今回は「屋根の形状について」お話していこうと思います。
屋根の形にもいろいろあるけれど...。
「どれが一番いいの?」、「形で何が変わるの?」
と思ったことがあるのではないでしょうか。
新築やリフォームでどんな屋根の形にすればいいのか、
少しでも理想に近づける参考になればいいなと思っています。
屋根の形には、たくさんの種類があり、
それぞれにメリット、デメリットがあります。
一般的な屋根の種類は全部で3種類あります。今回はその3種類を
紹介していきたいと思います。
一つ目は「切妻屋根」この形は現在日本で一番多い形になっています。
別名 三角屋根と呼ばれ、本を開いてひっくり返したような作りになっています。
和風の作り、洋風の作り、どちらにもマッチする作りになっています。
メリットとしては、構造がシンプルなので新築時の予算を抑えることができ、
建てたあとのメンテナンス費用も少なくて済むことです。
雨漏りなどの心配がもっとも少ない屋根の形でもあります。
デメリットが少ない形として人気が高く多くの住宅で採用されているので、
個性が出しづらいということ。
屋根が、かかっていない部分の外壁の劣化が早くなるという不安要素があること。
の二つがデメリットになります。
二つ目は「寄棟屋根」です。最上部の棟から4方向に勾配のある屋根の面がある形状を言います。
昔から親しまれている屋根の構造になっています。
メリットは、落ち着いた雰囲気の外観にできること。耐久性が高いこと。
四方向に軒があるため雨風や日差しから外壁を守りやすいことなどです。
デメリットは、屋根裏のスペースが狭くなること。ソーラーパネルが設置しにくいこと。
他に比べて形状が複雑なため手間がかかるのでメンテナンスコストが割高になってしまうこと。
三つ目は「片流れ屋根」近年、新築住宅でよく見かけるようになったのがこの形状です。
切妻屋根をちょうど半分にした、片面だけに傾斜があるタイプの屋根の形状になります。
屋根に継ぎ目がなく、ひとつの面だけで構成されています。
スタイリッシュなデザインに仕上げることができ、洋風の作りの建物に多く使われています。
メリットは、デザイン性が高く、シンプルな形状のため新築時の工事費用が安くなりやすいこと。
継ぎ目が少ないので雨漏りもしにくくメンテナンスもしやすいこと。
ソーラーパネルをたくさん設置しやすいこと。
デメリットは、一方向にだけ傾斜があるので、どうしても雨水や積雪が同じ場所に落ちてしまうこと
雨水の流れ道が一方向だけなので、雨どいが詰まってしまう可能性があるので、こまめな点検と
掃除が必要になってしまうことです。
今回は屋根の形状について話しました。ハウスメーカー、工務店などでは屋根の形状が
標準仕様で決まっている場合がほとんどです。屋根の形状を変えるのはオプション扱いになり
別途費用がかかります。なので、理想の家の実現のために屋根材や形状を決めて置きそれを
標準仕様であつかっている場所に相談することがおすすめです。